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5月課題

5月課題 「死亦垂千年」のアドバイス

・今回の課題字句は、「死」の下部が左右に分かれる

 ほかは偏旁から成る字がありません。とくに左行が

 「千年」と画数の少ない懸針の文字が重なるので、

 一見簡単そうでも大小布置の難しい課題です。

・筆画の少ない字は、やや太く、小さく書くのが普通

 ですが、「千」や「年」は自然に長くなります。

・比較的単純な形の字が並ぶ今回の課題では、起筆や

 収筆の強弱、角度などの変化が重要です。藏鋒露鋒

 にも注意して下さい。

〔死〕手本はやや右上がりですが、過度にならぬこと。

   上の「一」と「タ」「ヒ」とを離して書くのは、

   書写体によくある形です。

〔亦〕やや小さくしたのは全体のバランスでしょうが、

   「亦」は所謂虚字で、意味からも小さめに書い

   たものかと思われます。下を「四点」に書く形

   もありますが、ここは縦長の「亦」の形にして

   います。下部は放射状に伸ばすと形が整います。

〔垂〕書写体は通常下を「山」形に書きます。多くの

   縦・横画が並ぶので、その起筆の変化に注意。

   また、分間を均等につくることが大切。

〔千〕「ノ」は、角度のない右への打ち込みから反転

   して左に引き出します。その収筆は次の横画の

   起筆につづきます。横画の起筆を重くして、少

   し右上がりにした分、縦画をやや右に寄せてバ

   ランスをとっています。

〔年〕同じ「ノ」でも角度、長さ、収筆が異なります。

   この収筆は、反転して次の横画に向かう筆勢を

   含んでいます。    

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[学生書海」(5月号)の「今月の一字」