書海社

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「書海社」の書道教室で、正しい書を身につけましょう。

平成19年3月課題

今月のワンポイント・アドバイス
「凛欲衝儒冠」

 「小さい偏は上に、小さい旁はやや下に書く」の

  原則に従って「二水」は上部に書かれています。

  旁は、長短強弱不揃いに重なる横画も分間を整え、

  徐々に右上がりにして、下の「示」の「小」部を

  やや右に寄せ、右の点を強くしてバランスを取っ

  ています。

 偏と旁の折り合いが大切な字です。偏の「谷」は

  右上がりに構え、右側をそぎ落としたように縮め、

  旁を迎えうけます。旁の「欠」は左側を圧縮し、

  偏に寄り添うように書き添えます。「欠」は上部

  を引き締め、最後の右払いを伸びやかに書いて、

  結果は「谷」の左払いとのバランスが大切です。

 「行」字の間に「重」字を入れた形。それぞれの

  位置、配分、軽重がポイントです。画数の少ない

  「行」部はやや太く「重」部はやや細く右上がり

  にして高い位置に書きます。勿論、左右に分かれ

  た「行」もバランス良く配置されています。

 「イ」偏と旁の間を広くあけて、向勢に構えて、

  懐ひろく作っています。「雨」と「而」の上横画

  は共に短めにし、右縦画は強く内に引き寄せて、

  字が横広になりすぎぬように引き締めています。

  「雨」と「而」の大きさに注意しましょう。

 全体を台形に納めた形。「ワ」冠と下部との間が

  窮屈にならぬよう「元」字は上部を小さく、下部

  を張って安定感を出しています。「元」がかかえ

  込む「寸」は逆に下部を引き締め、縦画の上部を

  伸ばしています。但し、「ワ」冠が浮き上がって

  離れ過ぎぬよう注意しましょう。


[学生書海」(3月号)の「今月の一字」